松田町ゆったりハートから+1プラスワンの薬膳☆中医薬膳学の歴史編

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松田町ゆったりハートから+1プラスワンの薬膳☆中医薬膳学の歴史編

Column

2017/10/21 松田町ゆったりハートから+1プラスワンの薬膳☆中医薬膳学の歴史編

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今日は。ゆったりハートやっちゃんです。

私もほとんど忘れている知識もいっぱいありますのでゆるくやって行こうと思っています。

中医学薬学の歴史は2000年余りと言われています。

大昔の人たちは 生きていくために、まず食の問題を解決しなきゃいけなかったんです。

その時代は食べられるものと食べられないものの区別がつかなかったため中毒や病気になったという記録が残されています。

こうした長い間の実践の経験を通じて用途が明確に分かれて行き、穀類、肉類、魚、野菜など口当たりが良くて美味しいものは「食材」に。

生姜 どくだみ、紫蘇など味が良くないものは「中薬」に分類されるようになりました。

長い歳月をかけて人は食べ物から薬を見つけ 薬によって医療行為が生まれ医療行為によって医学が発展していったと言われています。

「神農本草経」という本には神農が民の病気を治療するために多くの草を食し1日に72回の毒にあったが、茶によって解毒されたという記述があり、これが最も原始的な食療法の始まりであったといわれています。

 

人類が進化していく中で、火の使用がさらに大きな役割を果たしたました。 動物の肉や植物の生食から火を通した食事になったことで、 消化吸収が促され胃腸の病気が減りました。

食べ物の質や栄養状態も改善されて、脳の発達が促され、「食材」、「中薬」の使い方も様々になり、これが食文化の発生につながったと言われています。

 

薬膳の歴史はとても長いので、 私は全ては覚えきれないので(-ω-;)

自分が一番気になっている時代について紹介したいと思います。

春秋戦国時代から秦代の中国は秦の始皇帝までの間に中国は青銅器時代から鉄器時代に入ってきました。

中国の歴史において文学、芸術、科学、技術がとても高度に発達した時代でもあります。

この時代には地理、環境、伝説などが記載されている「 山海経」という書物があります。

そこには薬効のある魚、動物、鳥類、植物、鉱物についても多く載せられているのですが、 その中に出てくる珍禽異獣と言う動物が出てきます。

ちゃんとそれに対して薬効も載っているのですが、 私はちょっと食べる気になれない動物でした(-ω-;)

どんな姿かと言うと、

「 羊のような姿で尾が9つ、耳は4つあり目が背中にある」

「 鳥のような姿で頭が3つ、目が6つ、足が6つ、羽が3つ」

食薬の作用としてはそれぞれに腹痛、心痛、皮膚病が治ると書かれています。

しかし、なんだかぬえみたいだな(-ω-;)💦

「山海経」にはこのようなことが動物61種、植物52種鉱物3種について書かれているのです。

 

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鵺(ぬえ)のイメージ

あとこの時代といえば「黄帝内経素問」。

中医学の基礎理論の元となった経典と言われてます。

全体が81篇ある中で食材の四気、五味の特徴、作用、使い方などを40篇以上記述しており、 重要なことは 治療より予防であると述べられています。

体の中にある 精神、精気、神経、五臓六腑の気、血、津液(リンパ液?) などは 全て絶妙なバランスを保ち、 助け合って健康な体を作ります。

季節や陰陽のバランスに五気五味五穀五果五畜五菜を あわせることで、 病気の時もこれらの寒熱温涼の性質と五味によって治療すればよくなると言われています。

また強い毒性を持つ薬は病の6/10を除去するが、 それ以上服用してはいけない。中略。 毒性のない薬でも9/10を除去したらそれ以上服用する 必要はなくそれ以後は穀物に来る果実果物などを食べることによって気を整え養って正常な気を回復させ邪気をすっかり取り除くとあります。

効果の高い中薬を多く使うと体の正気も痛めるので、薬は適宜を使い食材と合わせて病気を治したということが載っています。

この時代には食を重視する考えがよく表れているんですね。

そして漢時代になると「薬膳 」という言葉が世の中に 広まるきっかけになるお話が出てきます。

「後漢書」 の中にママ母をいじめる4兄弟の話が出てきます。 兄弟は新しいお母さんを嫌って、いつも意地悪ばっかりしてるため、 それを見かねた周りの人たちが 子供達とは別居した方が良いと勧めたほどでした。

しかしこのお母さんはとても愛情が深い人だったので、 私が大義を教えたらきっと自分からいい子になってくれるに違いないと我慢強く子育てを続けました。

ある日、長男がひどい病気になり、 愛情込めて作った薬膳を食べさせたところ 病気が治りました。

それで4兄弟は反省し 、 お母さんに謝って、その後はお母さんの教えを素直に受け入れて地方の名士とになったという話です。

周の時代から漢の時代にかけて、強い薬を使わずに体に合ったものを食べることで体質を改善することができる薬膳の考え方は中医学の発展に伴って確立され、 中医薬膳学の土台が作られたのでした。

 

参考図書 実用 中医薬膳学 辰巳 洋

 

 

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